園探しや書類の準備、指数の確認など、やらなければいけないタスクが多い保活。しかも保育園入園にあたっての手順や保活のポイントは、園が所在する自治体によって大きく異なるのが厄介なところです。
地域や自治体による保活成功の近道は、保活を進めていく上での疑問をそのままにせず聞くこと・正しい情報収集を行なうことかもしれません。それには、管轄の区役所に行くことが最適と言えるでしょう。
なお、対応窓口は「福祉課」「児童課」「保育課」など、区役所によって呼び名や管轄が異なりますので、ウェブサイトや総合案内で確認しておけばスムーズです。
通いたい園がある区での保活が初めての場合は、保活の手順や申し込み受付期間、内定通知の予定・日程など基本スケジュールを確認するところから始めましょう。
「区役所」は、区の行政を管轄する役場になりますが、日本における「区」は、2種類あります。
ひとつは、東京都23区に該当する「特別区」。もうひとつが、全国の政令指定都市に配置されている「行政区」です。
行政区は市区町村をさらに細かく地域分けしたもので、住所としては「○○県○○市○○区」となり、この場合も「区役所」が存在します。
東京都で保活をする場合は区役所が管轄になりますが、他都府県で保活をする際の保育園入園の管轄は市役所になります。
行政区での入園申し込みについては市役所・区役所でもどちらでも可能という場合が多いようですが、これも自治体によってさまざまですので、確認してみましょう。
行政区で保活をする場合、すでに希望園が決まっていればその所在の区役所、市全体の保育園を広域で探したい場合は市役所で聞いてみるなど、使い分けるのもひとつの手段かもしれません。
区役所の窓口では、ほとんどの場合保活についてさまざまな相談に乗ってくれます。
自治体や窓口の担当者によりますが、希望する園について過去に入園できた指数の最低実績や、調整指数で加算するポイント、また育休延長したい場合の保活の方法についても相談に乗ってくれることがあるようです。
電話でも質問に答えてくれますが、直接足を運ぶと資料やパンフレットなどが手に入るなど、保活にとって有益な情報を思いがけず得られることもあるようです。
認可保育園だけでなく自治体内にある認可外園についても、申し込み方法や詳しい情報などを聞くことができます。人気がある認可外園の傾向なども教えてもらえるかもしれません。
区役所に相談する際には、あらかじめ「聞くことリスト」を作っておくとよいでしょう。
ここでは、基本的な区役所で聞くことができる内容と、希望園が決まっている場合・決まってない場合のケース別に、聞くことと相談するとよいことを提案します。
入園希望年齢、認可園・認可外園などの希望に関わらず、基本的に知っておきたいこと、区役所で聞いておくと役に立つことを、以下でリストにしました。
・1次申し込みについて 日程・必要書類 ・2次募集、3次募集などの状況 ・調整指数で加算できるポイント ・待機児童の数、数え方 ・ほかの保活状況や最近の傾向、自治体ごとのルール |
上記のような内容を押さえたうえで、ケース別の聞くことリストと組み合わせて質問・相談してみましょう。
希望の園、見学に行ってみたい園をこれから探したい場合は、以下の聞くことリストを参考にすることで、保活に役立つ情報が得られるかもしれません。
【聞くこと】 ・入りやすい園と人気の園はどこか ・その園が入りやすい理由・人気の理由 ・新設の園があるか、その情報 【相談】 ・現在の保活状況を話してアドバイスをもらう ・入りたい園の条件や希望を出して合いそうな園を探してもらう |
入りたい園の条件は、「新しい園がよい」「0歳クラスから就学まで同じ園で見てもらいたい」「○○駅の最寄りがよい」「小規模/大規模園がよい」など、できるだけ具体的な希望を伝えると絞り込みやすいようです。
認可園、認可外園を問わず、人気が高い保育園についてや、新規されたばかりの園についてなどは、区役所ならではのお得な情報と言えるかもしれませんね。
希望の園がすでに決まっている場合も、区役所で確認したいことは多くあります。
【聞くこと】 ・希望園の競争率や入園できる指数の傾向 ・園の特徴や評判、見学や説明会の有無 ・ほかの近隣園でおすすめ、希望園に似ている園があるか 【相談】 ・自分で計算した指数をもとにした、希望園への入園の可能性について ・入りたい園の条件や希望を出して、希望園に該当しているかの確認 |
区役所には、さまざまな保育園情報が集まっています。
希望園の競争率が高い場合や、第2希望以降の園が決まっていない場合は、希望を伝えたうえでほかの園も探したいと相談してみるとよいかもしれません。
また希望している園が、昨年度は余裕を持った募集をしていても、今年度も同じとは限りません。定員数は年度で変わる場合もありますので、最新情報は区役所で確認するのが正解でしょう。
ほかにも、昨年度に入園できた世帯の指数も参考になります。指数が何点以上あれば入園できたのか、何点以下が入園できなかったのかなども、区役所で教えてくれることがあるようです。
保活について最も多くの情報を幅広く持っているのは、区役所かもしれません。
窓口の担当者は、できるだけ待機児童を減らして保育が必要な家庭に希望の保育園に入ってもらいたいと考えていますので、気負わず細かいことでも聞いてみましょう。
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