自治体によってスケジュールはさまざまですが、4月入園を決める申し込みは、基本的に入園前年の10月から12月にかけて行なわれることがほとんどです。
ただ、自治体や年度によっては9月に申し込みを設定している場合もあるようです。まずは自治体のサイトなどで日程を確認しましょう。
スケジュールを念頭に置いたうえで、まずは子どもを「何歳の」「どの時点で入園」させたいかを明確にする必要があります。
基本的に、最短で生後2カ月以降から保育園に預けられますが、園によっては「生後6カ月以降」など、受け入れ時期に条件がある場合があります。
春夏生まれであれば次年度4月からの0歳児入園を選択する家庭が多くなりますが、同じ年内でも秋冬以降生まれの場合は、4月時点で生後6カ月に満たないため育児休暇を利用して4月入園を見送るケースが増えてきます。
そんななか、どちらの選択肢も残っているのが9月生まれと言えます。
自治体ごとの待機児童の状況なども加味して、入園時期を考えましょう。
ここからは保活のスタートタイミングについて、入園時期と入園時の年齢のパターン別に見ていきます。
9月生まれは、申し込みが間に合えば翌年4月の入園が可能です。
この場合は、秋からの入園申し込みに向けて、妊娠中に保育園探しや必要書類の準備といった保活をスタートさせないと間に合わない可能性が高いでしょう。
ほとんどの自治体は10月から12月の間に申し込み期間を設定しますが、9月中に申し込み期間が開始・終了する自治体もあります。
もし出産が申し込みの後になる場合は、仮申し込みなどの手続きをする必要があるため、それもふまえて自治体の担当部署に前もって相談しておきましょう。
子が1歳になる年度の4月に、1歳児クラスに入園するパターンです。
9月生まれの子であれば、入園時点で1歳7カ月での入園となります。そのため、この場合は育児休暇を7カ月延長する必要があります。
0歳児での入園を見送った時点で、1歳6カ月まで育児休を延長しているはずですが、この状態では4月まで延長が1カ月分足りないため、3月時点での「入園保留通知」が必要になります。
この日程については、出生日との兼ねあいや自治体ごとのルールもあるため、事前にしっかり自治体の窓口で確認・相談しておきましょう。
また、4月入園ができた場合も、数日から1週間前後は慣らし保育期間を設けている園がほとんどです。
その間は半日保育になることもあるため、すぐに職場復帰できるとは限らないことも念頭において、職場と話しあっておく必要があります。
9月生まれの子であれば、4月の0歳児クラス入園時点では生後7か月のため、育児休暇期間が4カ月以上残っています。
そのため、4月入園を見送って、1歳になるまでは自宅保育をするという選択肢もあります。この場合は、0歳児クラスへの年度途中での入園を、1歳になった9月から目指すことになります。
自治体では、認可園の定員数を毎月公表しているため、空きがある園であれば年度途中でも申し込みが可能です。
0歳児の途中入園はほとんど不可能という地域があれば、0歳児が少なく定員割れを起こしている園があり比較的入りやすいといった地域もあり、自治体によってさまざまでしょう。
最新の待機児童数や入園定員数、前年度の0歳児クラスの空き状況などをチェックして検討してみるのがよいかもしれません。
【9月生まれ】4月の0歳児入園を目指すなら保活はいつから?
ここからは、0歳児クラスに4月から入園するパターンで保活計画について見ていきましょう。
以下の表は、次年度4月の入園に向けた基本スケジュールになります。
保活スケジュール |
自治体スケジュール |
|
前年 4~6月 |
保育園情報の収集・自治体への相談 |
|
前年 7~9月 |
保育園見学 希望園の決定 出産 |
入園案内の公開 |
前年 10~12月 |
入園案内の入手・必要書類の準備 入園申込み |
入園申し込み期間 |
入園年 1~2月 |
2次募集の日程・情報確認 |
入園内定通知 2次・3次募集・内定 |
先述のとおり、申し込み時期は10月より前になる自治体もあります。
申し込み時期、内定通知の時期、2次・3次募集の有無は、自治体によって大きく異なります。また、年度によっても変更がありますので、必ず妊娠中に確認しましょう。
また、上記の表からもわかるように、4月での0歳児入園を目指して保活に取り組む場合は、妊娠中に園見学などをすませておく必要があります。
保活を中心的に行なうのがママであれば、産休に伴う引き継ぎなどで仕事が多忙になることや、妊娠期の体調変化も想定しておくことも大切です。パートナー・家族の協力も必要になってくるでしょう。
9月生まれになるお子さんは、0歳児・1歳児それぞれでの入園の選択肢があることが特徴です。
育休の使い方や延長も大きなポイントになりますので、入園時期の早めの検討が保活成功のカギになると言えるかもしれませんね。
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