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保育園の入園方法と保活の流れを解説!園の種類で入り方は2通り

Gorica Poturak_iStock-2012804325保育園に入るために保護者が行なう活動のことを、就活などになぞらえて「保活」と呼びます。保育園の入園方法は認可園・認可外園という園の種別で異なるため、混乱する方も多いかもしれませんね。ここでは園の種類と選び方のヒントについて解説します。また、それぞれの入園申し込みから内定まで、一連の流れについても見ていきましょう。

認可保育園・認可外保育園とは?それぞれの入園方法

保育園の入園方法について見ていくにあたって、まずは保育園の種類を知るところから始めましょう。

保育園は、大きく分けて「認可保育園」と「認可外保育園」の2種類があります。この2種類のどちらを希望するかで入園方法が変わるため、注意が必要です。

認可保育園・認可外保育園の違い

認可保育園は、児童福祉法に基づいて、子どもの年齢ごとの保育士の配置基準や、園内設備の広さなど、国が定めた設置基準を満たしていることが認可された施設す。この認可は都道府県知事によって行なわれます。

認定こども園などもこの認可園に含まれます。

これに対して、認可外保育園は児童福祉法上の保育所に該当するが、都道府県知事等の認可を受けていない保育施設を指します。無認可などとも呼ばれます。

認可外の保育園は設置基準に対して自由度が高い分、教育やスポーツ、小学校受験対策に力を入れている園などもあるのが特徴です。

これら認可保育園と認可外保育園の入園方法の違いについては、以下で見ていきましょう。

認可保育園

認可保育園への入園方法は、保育園ではなく、園がある自治体の役所に申し込みをします。提出された申し込み書類をもとに自治体が選考を行なうのが特徴です。

入園選考は、自治体が定めた選考基準に基づいて行なわれます。

自治体ごとの「基準指数」と「調整指数」の一覧が公表されており、これを参考に世帯ごとの点数を計算します。この点数が高い順から希望の保育園に内定が決まるシステムです。

選考の主な基準となる条件は大きく変わらないものの、選考を左右する細かい項目については自治体によって若干の違いが生じます。

指数を計算する際は、必ず入園したい園がある自治体の指数表を参照しましょう。

申し込みは、算出された点数と必要書類を揃えて、期日までに自治体に提出します。

必要書類は、自治体で指定された家庭状況報告書、児童状況報告書、就労証明書などさまざまですので、期日に間に合うよう早めに準備しておくとよいでしょう。

4月入園の場合は、前年秋ごろに入園受付期間が設けられ、内定は入園年の1~2月あたりに通知が届きます。

年度途中での入園の場合は、空きがある園に関しては毎月選考が行なわれます。月ごとに期日が設けられ、申し込むと選考を経て翌月頃に内定通知がくることが多いようです。

その月で内定が出なくても、一度申し込んでおけば、翌月以降に申し込んだ園とクラスに空きが出た際に、随時選考の対象になります。

認可外保育園

認可外保育園の入園方法は、直接、保育園に申し込みを行なうことが特徴です。

4月入園、途中入園ともに空きがあればすぐ内定が出る場合もありますので、早いもの勝ちの要素があるようです。

基本的に年齢ごとの空き状況によって入園が決まります。

入園にあたって事前の園見学や説明会への参加を条件としている園もあり、申し込み方法や必要書類なども園によって大きく変わりますので、しっかり確認しましょう。

認可外保育園の中には、保育・教育内容によって自治体を越境して通園する子もいる人気の園や、0歳児・1歳児は4月入園で定員が埋まるといった園もあり、そのような場合は途中入園が難しいこともあるようです。

東京都の認証保育園や、各自治体が運営する認可外保育施設なども同様の申し込み方法を取っているようです。詳しくは自治体に確認しましょう。

入園までの基本の流れとポイント

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認可保育園、認可外保育園どちらの場合にも共通する、入園までの流れを見ていきましょう。

入園したい園を探す

まずは、希望の保育園を探しましょう。

認可園・認可外園どちらも併せて探す場合は、探したい自治体のサイト・役所の窓口などで一覧を入手できます。

どちらの場合も、保育園が作成している公式サイトや自治体が作成した紹介ページなどがありますので、通えそうな園があれば、まずはウェブで詳細を確認してみましょう。

サイトを見ても分からないことがあれば、自治体の窓口で聞いてみるのもよいですね。気になる園の情報を教えてもらえることがあります。

保育園見学に参加する

希望したい園がいくつかピックアップできたら、保育園見学に行ってみましょう。

園見学は、ほとんどの園で通年で行なわれていますが、園によって日程が指定されている場合もあります。

見学に行くには必ず事前に予約する必要があります。予約方法は電話・メール・サイトに設置された応募フォームなどさまざまですので、園の公式サイトで確認しましょう。

認可保育園・認可外保育園いずれも、見学の際は園と直接連絡をとって日程調整します。

認可保育園に関しては、園見学をしていなくても選考基準には影響がありません。

しかし、園の様子を直接見ながら詳しい説明も聞ける園見学は貴重な機会です。その園を希望するのが初めてであれば、できるだけ参加するのがのぞましいでしょう。

申し込み

認可保育園は、自治体が指定した申込書類を役所の窓口に申し込みます。

申し込み方法は、窓口に直接持参・オンライン申請・郵送申請など自治体によって異なりますので、各自治体の対応に沿って行ないましょう。

認可外保育園への申し込みは、園見学などで詳しく聞いてみるのがよいでしょう。その場で申し込みできる場合や、サイトなどから改めて指定の方法で申し込むなど、園によってさまざまです。

内定

認可保育園であれば自治体から、認可外保育園であれば園から直接、内定通知が届きます。

内定通知には、園に提出する書類や説明会のお知らせが同封されていることもありますので、中身を必ず確認して対応しましょう。

提出書類は必ず同封されているわけではなく、園によって書類を直接受け取りに行く・オンラインでの提出が指定されている場合もあります。

認可保育園で内定したのが第2希望以降の園だった場合は、入園するかどうかを検討する必要があるでしょう。

もし辞退する場合は、空いた枠が2次募集にかけられることになるため、早めに連絡しましょう。

事前説明会・面談

入園手続き後に、入園前の説明会や面談を実施している園も多いようです。

面談の実施や内容は園によりますが、入園する子といっしょに、子どもの様子やアレルギー、気になることや配慮点についてのヒアリングが行なわれることが多いようです。

面談・説明会ともに、疑問や質問がある場合はこの機会に解消しておくのがよいでしょう。

なお、その際に準備物や提出物を求められることもありますので、事前の確認と準備を忘れないようにしましょう。

認可・認可外で異なる入園方法を確認しておこう

認可保育園を希望するか、認可外保育園を希望するかで、入園方法は大きく変わります。

待機児童が多い自治体などでは、認可保育園を第1希望として、希望の園の内定が出なかった場合のために認可外保育園にも申し込んでおくといった方法をとっている方もいるようです。

自治体の状況や、通いたい園によって入園方法をよくチェックして、入園までの流れをスムーズに進められるとよいですね。

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