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世田谷区で0歳クラス入園を成功させる!0歳の保活情報をチェック
保活激戦区として知られる東京都世田谷区。近年は少子化や共働き世帯のピークアウトもあり待機児童数ゼロ更新を続けていて、保活事情は安定しているようです。そんな世田谷区で0歳児を認可保育園に入れるにはどうすればいいのでしょうか?ここでは0歳児クラス入園をねらう保活の基本スケジュールと、世田谷区の0歳児入園情報について紹介します。
【世田谷区での保活】0歳児の待機児童の状況
世田谷区は、一時期は保活激戦区と呼ばれていました。
しかし、2020年に待機児童ゼロを達成した後は安定し、翌21年・22年と3年連続で待機児童ゼロを維持しました。
待機児童は2023年に再び増えて10人となってしまいましたが、その10人すべてが1歳児でした。
世田谷区に限らず、都内の多くの自治体で1歳児は最も倍率が高いため、世田谷区のような子育て世帯が多い区では0歳児からの保活が正解かもしれません。
ちなみに、2023年4月の0歳児申し込み数は2398人。
世田谷区の就学前人口は、約44000人だった2019年から減少の一途をたどっており、2023年は約38000人とついに40000人を割りこむ数字となりました。
なかでも同年の0歳児は5955人と就学前の全年齢で最小です。この傾向に大きく変化がない限り、今後も世田谷区の0歳児クラスは比較的保育園に入りやすいと言えるでしょう。
出典:【参考】令和5年4月(一次)入園申込者数(最終集計)/世田谷区
出典:(R5年度)05 4月入園児童の選考指数分布/世田谷区
0歳児の保活は生まれ月とスケジュールに注意
4月の0歳児クラスの入園に向けて0歳児の保活を行なう場合、1年間のスケジュールはおおまかに以下のようになります。
表の右部分は、2023年度の世田谷区の申請スケジュール日程を参考に入れていますが、年ごとに日程は変更されますので注意しましょう。
保活スケジュール |
世田谷区の申請スケジュール |
|
2023年 4~8月 |
保育園情報の収集・自治体への相談 保育園の見学 希望園の決定 |
|
2023年 9月 |
「保育のごあんない」入手 必要書類の準備 |
「保育のごあんない」発行 9月2日 1次入園申請開始 |
2023年 10月~12月 |
1次申請 |
11月15日 1次入園申請終了 11月16日 2次入園申請開始 |
2024年 1~2月 |
2次申請 |
1月24日 1次結果通知 2月 1日 2次入園申請終了 2月21日 2次結果通知 |
2024年 3月 |
入園前の面談・説明会・書類提出 |
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2024年 4月 |
0歳児クラス入園 |
5月入園申請終了 |
上記をスケジュールとしてイメージしたうえで、出産時期ごとの保活スケジュールを立てる必要があります。以下のような計画を立てておくと、4月の0歳児クラス入園に無理なく間に合うでしょう。
【出産時期ごとのスケジュール例】 4月~6月 出産以降に情報収集から保活スタート 7月~9月 出産前に情報収集や見学したい園のピックアップを終わらせておく 10月~12月 出産前に情報収集・園見学・希望園の選定を終わらせ、出産前後に申し込む 1月~2月 2月4日までの生まれは4月入園が可能。出産前に申し込みまで済ませておく 2月4日~3月 0歳児クラスは年度途中入園を検討。もしくは1歳児クラスに向け保活スタート |
労働基準法の関係で、0歳児は「生後57日」からの保育が基本となっています。
そのため2月4日以降の早生まれの子に関しては、5月以降の中途入園か、さらに1年待って1歳児クラスへの入園を考える必要があるでしょう。
1歳児クラスへの入園は世田谷区では最も狭き門とも言えます。空きがあればその前に中途入園することを視野に入れて、4月以降も保活を継続しておく方がよいでしょう。
4月入園が決まったものの育児休暇を延長する選択に切り替える方がでてくるため、0歳児クラスの途中入園では、急きょ入園を辞退する世帯が毎年いくつか出てくるようです。
そのため、5月に空きが出ることがあるということを知っておきましょう。
4月入園には間に合わないが5月入園が可能な早生まれの子であれば、5月のタイミングが狙い目かもしれません。
また、11月から2月にかけて出産予定の場合は、入園申請時期にはまだ子どもが生まれていない場合もあるでしょう。その際は、出生日に応じて受け入れ可能な保育園で、出生前の仮申し込みをすることになります。
しかし、せっかく内定が出たとしても、出産時期が後ろにずれるなどで2月4日以降の出産となった場合は、その年の入園ができないため内定取り消しになることも念頭に置いておきましょう。
世田谷区の0歳保活で知りたい2023年4月入園情報
iStock.com/pukupix
世田谷区の保活に関して、過去のデータや園の情報を見ながら0歳児の保活について考えます。
0歳児の指数実績
世田谷区は、他の区と違って園ごとの入園指数の実績を公表していません。
2024年4月入園のデータでは、年齢ごとの入園指数が公開されていますので、0歳の入園申請人数と指数の分布を以下の表で見てみましょう。
0歳 入園児童数 |
全体 |
74以下 |
75-99 |
100-104 |
105 |
106 |
107以上 |
1,390人 |
36人 |
107人 |
56人 |
736人 |
35人 |
420人 |
|
100.0% |
2.6% |
7.7% |
4.0% |
52.9% |
2.5% |
30.2% |
世田谷区では0歳児の待機児童は0人でしたので、全体数の100%が入園できている計算になります。最も人数が多い指数のゾーンは105点で、全体の半数以上を占めています。
待機児童が1000人を超えていた頃は、0歳児でも最低109点以上の指数がとれないと認可保育園に入れないと言われていた年もありましたが、今は74点以下でも36人が入園を叶えています。
ただ、「認可園には入れず認可外園などに入園した」「認可園に入れなかったので保護者が求職や復職を実行しなかった」という世帯は、待機児童を数える際には数に含まれません。
そのような状況を考慮すると、実際は入りたくても入れなかった、内定は出たが第1希望の園ではなかった世帯が存在することは容易に想像できるでしょう。
希望の園に入りたい場合は、可能な限り確実に加算できるよう指数を意識することが大切と言えます。
0歳児受け入れ月齢
世田谷区で0歳児クラスを設けている区立保育園はすべて、5カ月児以降のみを受け入れています。
そのため、4月の0歳児クラスに入園するためには11月2日までに子どもが生まれていなければなりません。
もしこの日程を超えて生まれた場合は、私立園で探すことが必要です。
この前後の日程で出産予定の方は、入園申請のタイミングも近いため、区立・私立の希望の見極めも重要になってくるでしょう。
ちなみに、世田谷区の私立園で0歳児クラスがある園は、57日以降に受け入れ可能な園がほとんどですが、一部5カ月・6カ月以降から受け入れ開始の園もあるので注意しましょう。
また最も早くて生後43日から受け入れ可能な園も、私立認可園・小規模保育事業で存在します。
特に0歳児から2歳児のみを受け入れている小規模園では、園によって生後36日・43日・42日・36日などそれぞれ細かく受け入れ設定がされています。
参考までに、2024年4月入園の受け入れ開始の生後日数と出生日の一覧を以下で紹介します。
各園の定員数は世田谷区のサイトで公開されているので、0歳での途中入園は空き定員と受け入れ開始日数をよく確認しましょう。
世田谷区の0歳保活はスケジュールと情報収集を
0歳クラスへの入園は、妊娠期間中もしくは産後すぐの保活が必要なため、家族で協力して無理なくすすめることが大事です。
世田谷区は2020年から現在まで0歳児の待機児童は出ていませんが、1歳児以降は今後も激戦になることが考えられます。途中入園も想定したうえで、0歳児保活を成功させておくと安心かもしれませんね。
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