保活をしているなかで「保育コンシェルジュ」という言葉・存在を耳にすることがあるでしょう。
「コンシェルジュ」はフランス語で、直訳すると「案内人」。
つまり、「保育コンシェルジュ」は、自治体ごとに取り組んでいる行政の子育て支援サービスの一環で、保活や保育園にまつわる相談窓口の担当者のことです。
導入する自治体が増えてきた保育コンシェルジュには、保活や保育園利用に関するさまざまな相談をすることができます。
例として、保活にまつわるサポートとしては以下のような業務があるようです。
・保育園をはじめ各種保育サービスなどの情報提供
・保活に関する入園選考や必要書類の説明・世帯ごとの保活アドバイス
・新設される園やエリアごとの情報など保育園に関する情報の提供
・入園選考で認可保育園に入園できなかった場合のアフターフォロー
保育コンシェルジュは、自治体ごとに窓口での直接相談、電話、オンラインなど対応が異なります。
また1回の相談時間、予約制度や出張対応の有無、対応実施日などが自治体によってさまざまなので、市区町村のサイトや自治体の広報誌などで情報を確認して利用するようにしましょう。
保育コンシェルジュに相談する場合は、あらかじめ聞きたいことをメモしておくと、聞き落としや相談もれが防げます。
ここでは、保活に関する相談・質問項目をまとめました。相談メモをまとめる際の参考にしてみましょう。
保育施設に関する情報
・自宅から通園圏内の保育園をすべて知りたい
・自治体の保育サービスにはどんなものがあるか知りたい
・認可保育園に入園できなかったので、利用できる保育サービスを知りたい
・来年の入園時期までにできる新設園があるか、その園についての情報
・園庭開放や保育園イベントの情報
入園申し込みについて
・保育園の申し込み方法でわからないところがある
・希望園の過去の入園の最低指数や倍率を知りたい
・指数の計算方法が分からないから計算してほしい
・優先順位について知りたい
・年度途中の入園方法について
・申請書類の書き方が分からない
保活の進めかた
・入園希望のタイミングや、復職時期の兼ね合いについて
・育児休暇を延長するための方法と手段
・保育園見学は行なった方がいい?予約方法や注意点は
保育園探し・選び方
・認可・認可外・認証・認定こども園など、保育園の種類や違いについて
・区立園と私立園の違い・それぞれの特徴について
・こんな保育園があったら通いたい、近い園はある?
・人気がある園・入りやすい園はどこ?
・認可外保育園を選ぶ基準は?保育料や評判について
・発達が気になるので合う園を知りたい
保育コンシェルジュは全国の各自治体が独自で配置している窓口業務ですので、市区町村によってサービスの有無や実施状況にも差があります。
ここでは、東京都23区と23区外の一部、また神奈川県の一部の市区の保育コンシェルジュを一覧で紹介します。
港区
台東区
墨田区
江東区
大田区
豊島区
荒川区
足立区
葛飾区
特に港区や足立区は保育コンシェルジュ業務に力を入れているようです。
港区は区独自の母子手帳アプリからも相談予約が可能。足立区はオンライン相談や、相談別の説明会などを設けて保活ニーズに対応しています。
八王子市
武蔵野市
府中市
町田市
東大和市
武蔵村山市
郊外で生活しやすく都心部へのアクセス良好な地域は共働き世帯に人気があるため、待機児童問題を多く抱えている自治体がいくつかあります。そのため保育コンシェルジュの需要も高いかもしれません。
武蔵野市では出張・土曜相談などもあり、手厚いサポートが見受けられます。
横浜市
鎌倉市
藤沢市
小田原市
茅ヶ崎市
秦野市
大和市
座間市
綾瀬市
横浜市は保育コンシェルジュのパイオニアとも言える自治体です。市内すべての行政区に専任のコンシェルジュが常駐しており、地域に根差したアドバイスが受けられます。
鎌倉市は市役所内に子連れでも行きやすい相談専門スペースがあり、オンライン相談も充実しています。
保活は自治体やエリア、年齢や勤務先の状況によっても大きく変わることもあり、ひと口に言えるような正解がないのが難しいところです。
そんな悩みに応えてくれる「保育コンシェルジュ」は、地域の情報や、個別の相談にも対応してくれるため、保活の強い味方になってくれるでしょう。
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