保育園では公式サイトを設けている園が多いようです。ほかにもSNSや自治体のサイト内で詳しい情報が掲載されている場合があります。
園の公式サイトやページでは、以下のような情報が分かります。
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チェック項目 |
気になる部分 |
所在地(地図) |
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保育方針 |
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受け入れ年齢・人数 |
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保育時間 |
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給食・おやつなど・アレルギー対策 |
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1日の流れ、保育の内容 |
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延長保育や土日祝日の対応について |
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習い事などの課外プログラム |
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年間行事、日常の散歩の有無や内容 |
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保育料、入会金など(認可外のみ) |
上のようなチェックリストを作成し、実際の園見学の前の保育園情報リサーチに活用しながら、どんな保育園なのか、行きたい保育園に近い園かを検討してみましょう。
希望の保育園が見つかったら、保育園見学に行ってみましょう。
保育園見学では、以下のチェックリストをもとに、見るべきポイントと質問したい内容を押さえておくとよいかもしれません。
まずは園の立地や周辺状況についてです。
【立地・周辺状況チェックリスト】 ・通勤経路からの通いやすさ ・自宅から園までの道のり ・園の周辺状況 |
ほぼ毎日通うと考えると、保育園の立地は非常に大切です。
家から・駅から・勤務先からの近さはもちろんですが、自宅から園までの道のりや周辺の道路状況・交通量もチェックする必要があります。
たとえば、距離が近くても通勤経路と反対方向にあるA園と、自宅からの距離はあるが通勤経路にあるB園では、B園の方が通いやすいかもしれません。
また、近くて通いやすく感じる園でも、自宅からの道のりに狭くて通りづらい道や急な坂がある場合は、自転車やベビーカーでの通園は難しいかもしれません。
また車での通勤や送迎を考えている場合は、駐車場があるかの確認が必要です。
ほかにも国道に面していて交通量が多い、歓楽街の中にあるなど、実際に見てみないと分からないことは多いでしょう。
続いて、園の設備や保育環境についてです。
【設備・保育環境チェックリスト】 ・セキュリティの充実 ・園庭の有無と広さ・遊びやすさ ・保育室の様子と安全性 |
防犯・防災対策は必ずチェックしましょう。特に園の入り口の施錠やセキュリティシステムについては、一見して分からなければ質問してもよいでしょう。
また、園見学では園庭や保育室の様子もしっかりチェックしましょう。
子どもが毎日長時間を過ごす場所としてふさわしいか、清潔感はあるか、事故の原因になりそうなものがないか、段差や階段の高さは適当か、ベビーゲートが適切に設置されているかなどは見ておきたいポイントです。
保育室から事務室、倉庫、トイレなどへの導線などが、子どもたちにとってあぶない状況になっていないか、工夫がされているかなども確認してみましょう。
園児や保護者の様子も、見学だからこそ確認できる要素でしょう。
【園児や保護者の様子チェックリスト】 ・園児に笑顔があるか ・保育方針に園児がなじんでいるか ・送迎時の保護者と園児の様子 |
見学では、保育室などを直接見ることができるので、園庭や保育室で過ごす子どもの様子は意識してチェックするようにしましょう。
園児が笑顔でいきいきと過ごしているのはもちろんですが、園が掲げている保育方針が子どもたちに浸透しているかなどを気にしてみるとよいかもしれません。
また、繁忙時間帯なのであまりないかもしれませんが、午前中や夕方など送迎時に見学ができた場合は、送迎時の子どもと保護者の様子を気にして見ると、入園後になじみやすい環境かどうかの判断材料になるかもしれません。
施設や設備と同じくらい気になるのが、保育士さんの様子ではないでしょうか。
見学時に対応してくれる保育士だけでなく、保育にあたっている保育士の言葉づかいや子どもに接する様子なども見てみましょう。
【保育士・職員の様子チェックリスト】 ・子どもへの接し方・声かけ ・保育士のチームワークや雰囲気 ・見学時の対応や言葉づかい |
子どもや保護者に対する態度が問題なくても、保育士同士の情報共有や声かけ、チームワークなどがうまくいってないように感じる場合は、それがもとでトラブルや事故が起きるかもしれません。気に留めてみてもよいポイントでしょう。
保育園見学では、ただ見るだけでは分からない部分が多いでしょう。
園の決まりごとやルール、概要などは見学の際に説明があることがほとんどですが、それ以外にも確認しておきたいことは、見学時に直接質問しましょう。
園見学での質問は、以下の質問チェックリストを参考にしてみてください。
【園見学の質問チェックリスト】 ・保護者会の有無と活動内容 ・職員の人数・配置基準 ・延長や任意の保育サービスなどの実際の利用状況 ・園と保護者間の連絡方法 ・緊急時の避難方法と訓練の頻度、連絡方法 |
延長保育や土曜保育、習い事プログラム、日用品のサブスクリプションサービスなどを設けている園では「制度・サービスがある」ことは説明があったとしても、質問しなければ分からないことがあります。たとえば、年齢ごとの実際の利用実績などです。
また「保護者との連絡は毎日の連絡帳で」と言われた場合など、その連絡帳が手書きなのかウェブフォームがあるのかなどでも毎日の負担や利用しやすさは変わるかもしれません。
入園してから「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、一歩踏み込んだ質問は大切です。
ちなみに、認可保育園であれば入園選考は自治体が行なうため「あれこれ質問したら面倒な保護者だと思われて落ちてしまうかも…」という心配は不要です。
園見学での保護者や子どもの印象は、入園選考には一切反映されません。とはいえ、今後通うことになるかもしれない園ですから常識的なマナーや節度は保ちましょう。
保活では、さまざまな保育園を比較検討する機会が多いため、チェックリストを作って取り組むことで、確認忘れを防いだり見逃しがちなポイントが可視化されたりといった成果が期待できます。
園の公式サイトで知ることができる概要、園見学で自分の目で見るポイント、園に直接質問することで見える細部の様子、すべてを保育園選びのチェックリストにして活用してみましょう。
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