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早生まれは保活で不利になる?誕生月で見る早生まれの注意点

作成者: 園ナビ|3/7/24 3:27 AM

保活をする中で「早生まれは不利」という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。たしかに保活においては生まれ月が大きく影響するケースがあります。しかしそれは、取り組み方や考え方次第で解消できるものかもしれません。今回は、早生まれの保活が難しい場面とその理由、対策や進め方について生まれ月ごとに考えていきましょう。

早生まれが保活で不利と言われる理由

「早生まれ」とは、1月1日~4月1日生まれを指す言葉です。

保活において「早生まれが不利」とされるのは、主に0歳で4月入園を想定した場合に、生まれ月によっては間に合わない可能性があることからきているようです。

労働基準法では、産後57日間は就業できないことが定められており、保護者の就労が理由の場合は生後2か月は保育園に預けられません。

そのため2月4日以降に生まれた場合は、その年の4月入園は不可能になります。このようなケースの際、早生まれであれば1年後の4月に1歳児クラスに入園すると考えるのが一般的です。

しかし、ここで忘れてはいけないのは、1歳児は多くの自治体で最も入りにくいクラスと言われていることです。理由としては以下が考えられます。

 

・育児休暇は1歳までが基本のため、育休を1年取得し1歳児から入園を希望する家庭が多い

・0歳入園の園児が1歳児クラスに持ち上がるため、そもそも受け入れ人数が少ない

 

このような要因で激戦になる地域は、2歳児クラスであっても少ない空き枠に対して多くの希望者が集まることになる可能性が高いと言えます。

つまり、0歳児の時点で4月入園が難しい早生まれは、選択肢が少なく激戦クラスでの保活を余儀なくされる可能性が高いため「不利」と言われるようです。

ここからは1月生まれから3月生まれまで、生まれ月ごとに保活のポイントを見ていきましょう。

【早生まれは不利?】1月生まれの保活

iStock.com/rachasuk

1月生まれは、早生まれのなかでも0歳児での4月入園が可能な生まれ月です。

しかしそのためには、生まれる前に保育園探しや自治体への申し込みなどをすべて妊娠中に完了させておく必要があります。

申し込みなど保活自体は可能ですが、臨月間近で体調がおもわしくない方や育休前で仕事が多忙になる方も多く、妊娠期の保活は難しくなることもあるようです。

しかし、可能性があるうちは挑戦したいという方もいるでしょう。出生前は仮申し込みなど入園申請書類が通常と異なる場合がありますので、自治体に確認して保活に臨みましょう。

また、4月入園内定を獲得できれば、産後すぐに入園準備を行なうことになります。事前の心構えや家族の協力も必要でしょう。

【早生まれは不利?】2月生まれの保活

2月は3日までの生まれであれば4月入園が可能です。しかし、出産は必ずしも予定日通りにいくとは限りません。数日単位・週単位でのずれはもちろん、前後1カ月以上の差が出てしまうこともあり得ます。

たとえ予定日が2月頭でも、出生前に申し込むのは賭けになることを知っておきましょう。

実際の出生日が予定日からずれて4月の時点で受け入れ不可の月齢になる場合は、たとえ内定が出ていても取り消しとする自治体がほとんどです。

保活のパターンとしては、どうしても0歳児で入園させたい場合は5月以降の入園を検討しましょう。認可保育園では「5月は入園辞退などで空きが出やすい月」と言われています。

また、認可外保育園は空きがあれば選考なく入園できる園がほとんどですので、探してみるのもひとつの手段です。

【早生まれは不利?】3月生まれの保活

iStock.com/maroke

3月生まれを0歳児で入園させる場合、6月以降の年度途中入園になるでしょう。

また、生後57日が過ぎたらすぐに預けたいと思っていても、保育園によって受け入れ月齢は異なります。2カ月・3カ月から受け入れ可能な園があれば、6カ月以降から入園可能な園も多いようです。

0歳児クラスがある園でも、受け入れ可能月齢をしっかりチェックして申し込む必要があります。

認可保育園であれば、一度申し込んでおいて希望の園に空きが出た時点で選考されるのを待つパターンと、毎月の空き状況をチェックして、空きが出た保育園をめがけて申し込むパターンがあります。

選択の幅を広げるためにも、自治体のルールとして可能なのであれば両方のパターンを併用して保活を行なえるとよいかもしれません。

空き枠にうまく入れずにそのまま秋を迎えるようであれば、1歳児クラス入園に目標を切り替えて、次年度4月の入園申請に備えた保活準備をすることも大切です。

入園時期を見極めれば保活の「早生まれ=不利」は変えられる!

保活で早生まれが不利と言われる理由と、早生まれの月ごとの保活状況について見てきました。

0歳児クラスへの入園が難しいという点から保活に不利と言われてしまう早生まれですが、しっかり入園時期を見極めて保活を行なえば、ほかの月生まれの保活とそう大きな差はありません。

周囲の声に惑わされることなく、0歳児4月以降の入園、1歳児4月入園、認可外保育園を併用した保活など、それぞれにしっかり照準を合わせながら保活を進めましょう。

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