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保活で途中入園するならいつが狙い目?選考の流れやメリット・デメリット
保活の手段のひとつ「途中入園」についてご存じでしょうか?保育園には空き次第で年度途中から入園できる入園方法があり、この選択肢は生まれた月や育休取得の状況に大きく関係するものです。今回は途中入園についての基本的な仕組みや入園までの流れ、途中入園する場合のメリット・デメリットについて紹介します。
保活する上で知りたい「途中入園」とは?
保活における「途中入園」とは、年度始めとなる4月以降の月でも毎月入園できるタイミングが設けられている制度です。
基本的には4月入園に希望者が集中するため、その時点で受け入れ枠が埋まってしまうことが多いですが、園やクラスによって4月以降に空きが生じた場合には、途中入園が可能となります。
毎月の空き状況は市区町村の公式サイトで公表される場合がほとんどですので、途中入園を希望する場合はこまめに確認するのがよいかもしれません。
年度途中に空きが出る理由
そもそも4月に向けた園児募集の時点で入園希望者が定員割れとなる場合や、入園内定が出たあとの辞退で空きが出ることが多いようです。
また、年度途中でも転園・退園によって急に空きが生じることがあります。
空きが出やすい年齢は、育休期間中である0歳児。また、幼稚園などほかの施設に転園する可能性が高い3歳児以上と言われています。
途中入園がベストなケース
4月入園は希望者が多いことから、おおむねどの自治体でも入園年の前年10月前後から募集を開始します。
そのため、4月の0歳児クラスに入園可能ではあるものの申請締め切り日までに生まれていない場合(12月~1月生まれなど)は、翌年4月0歳児クラスへの入園申請に間に合わないことになります。
このような場合は自治体によって「出生前申請」や「仮申し込み」といった形でなんらかの措置を設けていることがほとんどでしょう。
しかし、上記の月が予定日となる方の中には、あえて4月入園に申し込まず、育児休暇を利用して年度途中の入園を狙う方もいるようです。
途中入園の仕組みや保活の手順
認可保育園では、基本的に毎月入園選考が行なわれていると考えてよいでしょう。ただしそれは受け入れ枠に空きがある場合のみです。
途中入園選考の流れ
流れとしては、入園募集を行なう2カ月前に空き状況が公表され、毎月初頭に2カ月後の募集が開始されます。
20日~1カ月ほど申し込み期間があり、締め切り後に選考が行なわれます。ここでは内定した場合のみ通知が届くことが多いようです。
入園までの期間が短いことから、途中入園の内定連絡は電話連絡になることが多いようです。この段階で入園の意思確認をして、後日に改めて郵送で内定通知が届くといったケースもあります。
これらの日程や期間の設定、通知方法などは自治体によって異なりますので確認しましょう。
途中入園の手順
途中入園をしたい場合は、自治体が発表する毎月の空き状況をこまめに確認して、空きが出たら、すかさず応募するという方法があります。
また、すでに希望園が固まっていて特定の園に空きが出るのを待つという場合は、一度その園に希望を出していれば、空きが出たタイミングで自動的に選考の対象となるシステムをとっている自治体がほとんどでしょう。
この場合は、選考は以前提出していた書類をもとに行なわれるため、就労状況などが変わって指数が変更した場合は、いつ選考が行なわれてもよいように変更届を出しておきましょう。
保活で途中入園しやすいタイミング・月は?
iStock.com/Satoshi-K
保活する上で、途中入園しやすいタイミングはいつなのでしょうか。一般的に聞かれる「空き枠が出やすい」月について見ていきましょう。
5月
もっとも空きが生じやすいとされているタイミングは、5月です。
4月入園で定員割れが起きたり、入園辞退などのキャンセルが出たりすることから生じるようです。
たとえ4月入園で定員割れとなった場合でも、人気の園であれば5月中に埋まってしまう場合があります。早めに確認して希望を出しておくことが大事です。
また、0歳児クラスでは「とりあえず保活をしたけど、育休期間中は復職せず自宅保育する方向に考えを変えた」「入園するつもりだったが子どもと離れがたくなった」などの理由で入園辞退する層が一定数いるようです。
9月・10月
時期として職場の異動や転勤・転居などが起こる可能性が高いのがこの月です。保護者の勤務状況の変化にともなう退園・転園が生じやすく、保育園にも空きが出るタイミングと言われています。
早生まれの子を持つ保護者には、このタイミングを視野に入れて保活を行なう方も多いようです。
保活で気になる途中入園のメリット・デメリット
保育園との相性や子どもの心身の状態によって、保活はどう転ぶか分からない部分が多いものです。途中入園に関してのメリット・デメリットについて知ったうえで、保活の計画を立てられるとよいですね。
メリット
(1)見学時に実際に入るクラスを見ることができる
4月にその年のクラス編成が行なわれるため、以降に途中入園する場合は、園見学の際にすでにクラスができていることがほとんどでしょう。
実際に入るクラスを見ることができるため、園児の様子や雰囲気、また担任の保育について具体的に見て判断することができます。
(2)保育士からのケアが手厚い
先述したように途中入園は、すでにできあがったクラスに後から入ることになります。
そのため、入園当初はクラスになじめるように、その子に適した接し方を配慮してもらえることが多いようです。
保育園に慣れるまで子どもが無理なく過ごせるように園や保育士さんに手厚いサポートをしてもらえることは大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット
(1)入園までの準備期間が短い
4月入園は、1次選考で入園内定した場合は1月末~2月頭くらいまでに結果が通知されるため内定から入園まで数カ月の準備期間があります。
しかし、途中入園の場合は内定が出てから入園までは1カ月ほど。
内定後は書類提出や事前面談を設ける園もあるため、入園準備や職場への連絡など内定前にできることはできるだけ早めに行なっておくほうがよいでしょう。
(2)行事・イベントのタイミングが難しい
入園式や運動会、発表会など園児が参加するイベントだけでなく、保護者会や保育参観など、保育園には季節ごとにさまざまな行事があります。
0歳児のうちなどにあまり行事を行わない園もありますが、年齢が上がるにつれて出し物や制作などの準備が行事の1カ月前ほどから行なわれることが多いでしょう。
入園のタイミングによっては行事に参加できない、また練習や準備の時間がないまま参加することになる場合もあるかもしれません。
保活は途中入園を視野に入れると選択肢が広がる!
iStock.com/maroke
保活に取り組む上で覚えておきたい、途中入園についてのさまざまな要素について見てきました。
保育園入園というと、どうしても4月入園をイメージしがちかもしれません。
しかし、誕生月のタイミングや地域の保育園事情を考慮しながら、よりスムーズに保活が進められる手段のひとつとして途中入園を視野に入れておくことが必要かもしれませんね。
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