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選ばれる園になるために。保護者が求める保育園に近づく5カ条

さmaroke_iStock-891167364少子化や隠れ待機児童のあおりを受けて、園児不足の悩みを抱える保育園経営の現状。選ばれる園になるためには、何ができるでしょうか。集客や広報の強化ももちろん重要ですが、その前にまず「保護者が求める園」に近づくソフト面の強化に取り組みましょう。ここでは、選ばれる園の要素を5カ条として提案します。

保育園経営における「選ばれる園」とは?

全国的に待機児童が解消しつつある昨今。買い手市場となりつつある保育園は、保護者が選ぶことができる時代になったと言ってもよいでしょう。

そのような現在、とくに都市部を中心に「選ばれる園」だけに応募が集中し、それ以外の園と大きく差がついてしまう現象が起きはじめています。

少子化の波が押し寄せる中、今までどおりの保育園運営を続けているだけでは「選ばれる園」でい続けるのは難しいかもしれません。

保護者に選ばれるためには、保育園に対して保護者が求めているものを知ることから始めましょう。

KIDSNA園ナビが、保活経験者146名を対象に実施したアンケートでは「入園希望を出す園を選んだ際に重視したポイント」について、1番から3番までの優先順位を回答してもらいました。

 

※KIDSNA STYLE読者(保護者)へのWebアンケート <回答数:146名(複数回答)>

 

集計によれば、立地などの実用部分を除くと「保育・教育内容」「園の先生の人柄」といった園のソフト面が重視されていることが分かります。

第1優先から第3優先までのすべての上位となっていることからも、保護者にとってのプライオリティの高さがうかがえるでしょう。

これからの保育園運営は、これらの保護者の声に応えながら、選ばれる園になるためのソフト面の見直しと改善を行なっていくことが必要とされています。

ここからは、選ばれる園に近づくための5カ条を見ていきましょう。

選ばれる園に近づくための5カ条【1】園の雰囲気・イメージ強化

ziggy_mars_iStock-964435518iStock.com/ziggy_mars

先述の、保活経験者146名を対象に実施したアンケートでは「希望園を決める前に園見学をした」と回答した保護者に、「見学をした理由(自由回答)」を聞きました。

この回答では、保護者が園見学をする際の知りたい要素として「園の雰囲気」「園や先生の様子」を挙げた回答が、実に半数以上を占める結果となりました。

保育内容や人材育成と並行しながら、まず保護者にとっての入口となる「選ばれる園の雰囲気」を作る必要があるようです。

求められるもの

よりよい雰囲気を作り出すには、以下の2項目は必須と言えるでしょう。

  • 子どもが活き活きと遊び、心地よく笑顔で過ごしている
  • 職員の表情が豊かで子どもに対して愛情を注いでいる

これは、見学で保育園を訪れた保護者や子ども自身が「この園に通わせたい/通いたい」と感じるための最低限の要素と言えます。

裏を返せば、この2項目が満たされないうちは、多くの保護者に選ばれる園になるのは難しいとも考えられるでしょう。

対策

このような雰囲気を自然に作り出すためには、職員同士がしっかりコミュニケーションをとり、理想的な関係を保って和気あいあいと働いていることが重要です。

そのためには、以下の要素に気を配ってみましょう。

  • 職員が働きやすい環境整備を行なう
  • 職員にとって風通しのよい職場環境をつくり、コミュニケーションを活発にする
  • 普段から言葉遣いや身だしなみの指導を行なう
  • 園内、園庭、エントランスや事務室などの清潔感・陽当たりを確保する

このように、職員が気持ちよく働ける職場環境を整えることで、気持ちのよい保育が育まれるよう、好循環の波を作り出していきましょう。

選ばれる園になるための5カ条【2】環境・設備への投資と事故対策

保護者が入園前に重視する点でも上位に挙がっていた「園内設備」も見直しができるでしょう。

求められるもの

園内設備といっても幅広くありますが、主に屋内・園庭の清潔感や、子どもの目線に立った設計、安全面を重視した導線の整備がなされているかは基本と言えます。

それに加えて、防犯や事故防止対策といったセキュリティ面での充実も、保護者からは強く求められていると言えるでしょう。

対策

先述の問題を改善するには、以下をチェックしてみましょう。

  • 園の実情に合わせたセキュリティ・安全管理マニュアルの作成と徹底
  • 職員同士のヒヤリハット事例の共有と対策
  • 定期的な設備点検と、より安全性の高いシステムの導入

特にセキュリティシステムや園児の安全に資する設備に関しては、事故が起きてしまってからでは遅いと認識したうえで、金銭的な設備投資も必要となるでしょう。

これらには、国からの補助制度も拡充されつつありますので、最大限活用しましょう。

エントランスのセキュリティや不審者対策はもちろんのこと、午睡中の窒息事故やSIDS対策としてICTを導入するなど、事故を未然に防ぐ対策も広がっています。

職員の意識徹底に加え、このような設備投資を惜しまないことが、保護者の信頼を得ることにつながるでしょう。

選ばれる園になるための5カ条【3】保育方針の見直しと徹底

ほとんどの園が「保育理念」や「保育方針」を定めているのではないでしょうか。この理念・方針について考えます。

求められるもの

理念や方針はきちんとすべての職員に周知・徹底されているでしょうか。職員の面接時や入職時に伝えただけでは、実際に周知されているとは言い難いかもしれません。

保育方針の見直しと徹底を定期的に行なうことで、現状の保育における課題解決にもつながることもあるようです。

対策

理念・方針が絵にかいた餅にならないよう、実際の日常保育の中でどう活かされているのか、また現状が理念や方針に反した状態になっていないかを、職員とのコミュニケーションや定期的な保育目標・めあての共有時に確認できるとよいでしょう。

また、創立時に掲げた保育理念などが、現代の保育・教育にそぐわない古い価値観のままになっている・社会情勢や園の現状と齟齬が生じているといった状態がみられる場合は、理念・方針そのものを見直すことも必要になってくるでしょう。

理念・方針を自園のサイトやSNS、在園児へのおたよりなどで効果的にアピールすることも忘れずに行なえるとよいでしょう。

たとえば、「子どもの体験を重視する」といった内容の理念を掲げているのであれば、遠足や食育などの体験学習のレポートをブログやSNSなどで広報し、理念の実践として紹介しましょう。

このような広報活動が、他園との差別化と自園の効果的なブランディングにつながります。

選ばれる園になるための5カ条【4】プログラムの充実

プログラムの充実が保育園にも求められているようです。「幼稚園は教育・保育園は生活」というような分断は、昨今の保育ニーズからかけ離れつつあるかもしれません。

求められるもの

特に、共働き世代の増加によって長時間を保育園で過ごす園児も多いなか、生活のお世話だけでなく、体験・教育といった面の強化が非常に期待されているようです。

そのため、保育園でも選択制などで子どもや保護者が興味を持てるような習いごとプログラムを設けている園が増えており、人気も高まっています。

プログラムの充実を、園を選ぶ際のチェックポイントにしている保護者も増えているようです。

対策

特に人気があるのが、リトミック、ダンス、スポーツ、教育(英語・算数など)といったジャンルで、外部から専任の講師を招くなどして選択制・別料金で実施している園もあるようです。

これには地域連携の取り組みとしても有効な側面であることも、重要な視点です。

まちづくりや地域振興で力を入れている・地域にゆかりのある競技や文化がある、またそれ以外にも近隣に協力をあおげる教室などがある場合は、それらと積極的に連携することで、園独自の取り組みとして注目を集めることにもつながります。

ほかにも、楽器演奏やスイミングなど、機材や場所が必要なプログラムでは、地域や民間の教室ですでに持っている資源・資材を有効活用することで、相互利益の関係が生まれることも期待できます。

このように、地域で活動する住民・団体とのつながりを持つことの価値にも、目を向けてみましょう。

選ばれる園になるための5カ条【5】保護者との連携を重視

kokoroyuki_iStock-1293110473iStock.com/kokoroyuki

共働き世帯の利用が前提である保育園では、PTAなどを設けていない場合も多いでしょう。ここでは保護者との連携について考えます。

求められるもの

保護者と園とのパイプとしては、学期ごとの保護者会を設定している園もありますが、日常的に保護者の声を聞く機会をつくり、可能な範囲で反映させていることを見せることも重要です。

保護者から見て、保育内容がブラックボックスになっている、またはそう感じさせてしまうことは、園と保護者の信頼関係を損なうことはもちろん、あらぬ疑いや疑心暗鬼の種にもなりかねません。

対策

できるだけ、園の方針として常に保育の内容や現状を保護者にオープンにしていることをアピールし、開かれた雰囲気を作っていきましょう。

これは、保護者と直接やりとりをする機会が多い保育士に対しても、意識して職務にあたるよう声かけできるとよいでしょう。連絡帳や意見投稿フォームの活用・導入も有効です。

保護者には、自身も保育の一員であるという意識を高めてもらうことで、職員と保護者とのトラブル・保護者同士のトラブルといった状況を回避することにもつながるでしょう。

選ばれる園になるための5カ条は今から見直せる!

今回は「選ばれる園になるための5カ条」を紹介しました。

保育園側が、保護者や子どもの保育ニーズをただ汲み取るだけでなく、さまざまな側面から見直したうえで再構築することで、園の魅力をさらに強固なストロングポイントにすることもできるのではないでしょうか。

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